Gtv  Technical Design History

-3-  【 エンジン Engin 】

    エンジンの選定または開発は、単純に馬力、気筒数、コストで決められる     ものでなく、どのように載せるかという実装の問題がある。           Tipoプラットフォームはエンジンマウントの為に、2本の腕をさし出した様な骨を 持っている。この2本の腕の中に抱き込まれるエンジンでなければ実装できない。 この2本腕の間には、エンジンだけでなくミッション、クラッチも合わせて    セットしなければならない。従って、エンジンのサイズは自ずと短いものとなる。 直列6気筒は不可能で4気筒になる。こうして、ツインスパークTwinSparkエンジン が載せられた。                               (TwinSparkエンジンに関しては、別記エンジン解説のページで述べます)    一方、AlfaRomeoは名機のV6を持っており、それはエンジン長は3気筒分になる   ので、両腕の間に抱かれ載せること出来た。                  故に、Tipoベースでありながら、エンジンはAlfaRomeoの心臓が移植できた。  

■つづく、次章へ

 Technical Design History 目次に戻る 

 YuGtv トップへ戻る