エンジンの選定または開発は、単純に馬力、気筒数、コストで決められる ものでなく、どのように載せるかという実装の問題がある。 Tipoプラットフォームはエンジンマウントの為に、2本の腕をさし出した様な骨を 持っている。この2本の腕の中に抱き込まれるエンジンでなければ実装できない。この2本腕の間には、エンジンだけでなくミッション、クラッチも合わせて セットしなければならない。従って、エンジンのサイズは自ずと短いものとなる。 直列6気筒は不可能で4気筒になる。こうして、ツインスパークTwinSparkエンジン が載せられた。 (TwinSparkエンジンに関しては、別記エンジン解説のページで述べます)
一方、AlfaRomeoは名機のV6を持っており、それはエンジン長は3気筒分になる ので、両腕の間に抱かれ載せること出来た。
故に、Tipoベースでありながら、エンジンはAlfaRomeoの心臓が移植できた。
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