1月下旬に予定通りに船は名古屋港に、入港した。横浜ならば僕も見に行ける だろうが、A.T.L.J.社に依頼した都合で名古屋港になる。同社は支店が各地に あるが陸揚げは全て名古屋である。社長の南原氏著の自伝では、名古屋の通関に 顔が利くらしい、と述べている。 入港した翌日に担当女性から電話あった。 「フォーワーダーの受注した輸送請負の中には、港での積み降ろしの手配が入って ないでした。つまり、まだクルマの入ったコンテナはまだ船の中で、それを クレーンで 陸に揚げる事が出来ません」、 えーーーー着いた早々にもう手違いの事態の発生である。はやく降ろさないと Gtvコンテナ積んだまま船が出ちゃうよ。 日本海溝に捨てられちゃうよ。青冷める僕。絶句してる僕を察して担当女史が 電話の向こうで、 「クレーンで陸揚げする費用は、○万円です。急ぎますので、当方で立替えて おきますので、一刻もはやく船から降ろしましょう」と、ありがたい。 言葉に従う。これで、やっと日本の地べたに着陸した。これから、 役所の障壁が幾重にも待ち受けている。東京、柏から傍観するしかない。![]()