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フェーズ17. 輸入って業者の海を航海する事

    船に載せましたと、A.T.L.J.社に連絡すると、日本で陸揚げするのは多数の書類が     必要でその準備をするようにアドバイスがあった。「ちゃんと必要書類を揃えて      おかないと船から下ろして引き取れないので、船主も困って海にすてちゃうヨ」と     しっかり念を押された。さて、関連する書類が最低限でこんなにある。          ●Arrival Notice(FOBであれば船賃の請求書)                       ARRIVAL (アライバル)。輸入貨物を積んだ船が入港した際に船社から来る到着案内。  ●B/L (BILL OF LADING、 船荷証券)                           船会社が作成して船積終了後に輸出者に対して発行する証券。船会社の受領書で      あり、有価証券の性質を持っているのでこれを流通させることができる。         通常ORIGINALとして3部(1ST,2ND,3RD)発行されるが3部の間には優劣は無い。     ●WAYBILL                                        運送状。B/Lのように有価証券としての価値がなく単なる送り状でしかない。 従って     L/C買取り用には使用できない。海上運送状(SEAWAYBILL)、 航空運送状(AIRWAYBILL)   がある。宅配便の送り状程度の認識。                       ●通関前譲渡書                                     通関手続きは業者が行うので、通関前にオーナーから一旦は業者に所有権を譲渡      しなければ通関手続きできない。後程、譲渡書を業者が発行して、所有権を        オーナーに返す。                                最初は、「・・・と、・・・を揃えておいて下さい」と、書類の名称云われるだけで、   知識がないのでチンプンカンプンである。上記の書類の意味も後で調べて解ってきた。   で、こんなもの僕が書けない」と戸惑っていたら、A.T.L.J.社の熟練営業が、       「ほとんどはフォーワーダーが送ってきます」と教えてくれた。まさか、クルマに     同梱してないだろうな、それじゃクルマを陸揚げできない。なんて、無用な心配してる   が、B/L(船荷証券)なんかその意味を知ると怖くなってきた。これって証券で流通できる  ものだから、これを持ってる人はクルマの価値(権利)を持ってる事になる。怖いもんで  ある、一時的に他人のものなるのである、海上では船会社のものになっている。      その後は、A.T.L.J.社のものなる予定である。僕が、譲渡書を発行するから。まったく   信用で成り立つ世界である。よーく考えると、冒険でありリスク巨大である。       これだから、輸入車屋とかディーラーの店頭にある現物を買うのがあたりまえに      安心なのかやっと解ってきた。ディーラー輸入車には経費が載っていて高いという事が   理解できる。しかし、必要以上にかなり載せているとは思うが。            

■つづく、次章へ

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