さて、手続きはに着手しなければ、と思って戸惑っている頃、hIdE氏がイタリア から帰国した来て、会いましょうと連絡してきた。会って見ると、hIdE氏が ニヤッとしながらカバンからぶ厚い小冊子を出した。 「これ、あのGTVのマニュアルですよ」と、テーブルに並べてくれた。それとコピーとして、車検証、自動車保険、排ガス検査書等のスキャンデータ である。 わざわざ手渡しに持ってきてくれたのである。実車より先に。AlfaRomeoのロゴ が入ったオーナーマニュアル等数点、オプションのセキュリティ・システムの マニュアルもある。中は、ほとんどがイタリア語。チンプンカンプン。 セキュリティ・システムだけは英語への対訳があった。 そして、大切な書類である、車検証、自動車保険の写し、それに排ガス検査の 検査証をスキャニングして電子ファイルで持ってきてくれた。書面自体はまだ 本国で必要なのであちらに置いてある。もちろん、全部イタリア語でミラノか トリノで発行されたもの。ぜんぜん読めない、文書の名称すら解らない。 hIdEさんに教えてもらいながら、そして前記の電子辞典が活躍しながらチェック した。最近は、イタリアも排ガス規制がうるさいのか、排ガスの測定書をしっか りしている。これらはこれからの輸入手続、国内車検に役に立つ。本国の検査証 があれば、国内の検査がだいぶスムーズになるらしい。これら、マニュアル、各 証書を見てると、、、 彼の地の新しい御主人を待つGtvを想い浮かべては、現実感が出てきた。