【  Gtv naturalizzata in Giappone 】

フェーズ1. Lancia-Y

    YuGtvが日本に来るまでに、乗っていたクルマは、Lancia-Yである。       これは、デザインが特異と云われるクルマである。(人がそう云う)         福野礼一郎氏がジュネーブショー1996にてリリース直前のYに関して下記述べていた。 一部引用します、 『スタイリングの演出も、優れた才能が突き詰めて行けば驚きのマスターピースを     生み出す、という光明である。このクルマのスタイリングは凄い。(中略)       ひとつ間違えれば最悪のスタイリング。だからこの一線でこのクルマは         バランスの世界に踏みとどまっている。これがエレガンスというのだ。それは、     冒険の果てに見えてくるロマンスだと思う。これは、ちょっと真似できない。      誰もが挑戦したいだろうが、これを許すメーカーもなければモノにできるスタイリスト  も世界に何人とはいまい。才人の天才的作品である。』(ルボラン 1996-5月号掲載)  デザインのユニーク性(他に無い)に興味深々で、実はこの時期に僕は見積もって   もらったが、輸入すると300万円近くなるというのが現実で断念した。        で、その時('97年)は、Lancia-DEDRAにした。                  が、それも数年で大改修時期を迎えた為、再度Yを狙って見積してもらったが、納期、 価格の点で、今回も断念せざるおえなかった。                   が、                                       当時輸入販売をしていたA.T.L.社のショールームが偶然にも自分の会社の近傍にあった。 それは、'98年、仕事の合間の昼休みに昼食目的に小銭をポケット入れオフィスを出て、 パスタ屋へ向うの途中で立ち寄ったのがさらに偶然で、そこに欲しいYがショールーム  に鎮座していた。緑アルカンターラに希望の仕様(CVT)である。思わず、営業マンを 呼び付けてしまった。直後、パスタに化けるはずだった昼飯代は手付金に化けていた。  こうしてLancia Y生活は始まった。

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