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フェーズ15. フミア氏来日、会議

    別件で、12月初頭にフミア氏が来日した。早速に、品川のFDA社オフィスにて      フミア氏と社員のhIdE氏と僕と3人で話し合った。夜で雨もあって、会談の雰囲気は暗く、 溜息が漏れる。フミア氏から、                            「YuGTVの保険を今は解約したので、ジェノバまでの陸送が自分で出来ない」。       「船積み、船便搬送を任せる業者はいつもの業者に頼むが、まだ具体化してない」。    「費用が検討付かない。初めてなので、見積もられても高いのか安いのか解らない」。   「書類は何が必要なんだ? そして、誰が書く」。                    どうも簡単にいかないらしい。オフィスのテーブルで向いあって、            暗い部屋でテーブルの上だけ部分照明があって机上を照らしている。           部屋は暗く、重い苦しい雰囲気で、『どうしよう』と戸惑う3人が見つめあう。      さっさと、事前に僕がこちらから業者を手配してしまえば良かったが、          送りだし(フォーワーダー)業者の手配がフミア氏がやると、おっしゃったので、     甘えてしまった。                                  個人輸入の難しさに直面の場面。外はシトシト降る、晴れた気分になれない。       それはさておき、                                  そこで、突然に僕が、「シャンペン・ファイトをやろう!」と静寂を破る。        実は、今日はLancia-Yの納車、フミア氏への引渡し日である。めでたい日である。     重たい席を立ち、地下駐車場へ。トランクを開けると、ビンが2本ゴロゴロ。       師「これなんだ?」                                 僕「えへへ・・・」含み笑いするだけ。                        地下駐車場からYと連れ出し、ビル前のエントランスに停めた。             そこで、トランクから出したビン。これは、シャンペン。                景気良くコルクを、シュポーーーンと夜空へ飛ばして、、、               どんどんYへかけまくる。(さすがに3人ともスーツ姿なので、人にはかけない)     イタリア人でもありえない奇行に思わずフミア氏驚愕、まもなく喜び始める。       雨の中、Yにシャンペンを浴びせてから、記念撮影をする。師も僕も、          ビニール傘を差しながら記念撮影し、儀式は無事終了。                 田町駅までそのYで送ってもらったが、エアコン換気するとシャンペンの匂いが      車内に取り込まれる。もし、一斉検問があれば、必ず捕まったであろう。         こうして、Y嬢はめでたくフミア師宅へ嫁ついで行きました。              まもなく、師は離日帰国、hIdEさんも仕事で同行訪伊して、国内に寂しく僕一人。 ポツンとGtvの動向を待つ僕でした。

■つづく、次章へ

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