【  Y 日記 】

2003-11-23  秘密工作、キーレス機能大復活

    キーレスがトラブッっていて、キーレス動作しない。周囲でもYで同様トラブル 発生の知らせが増えて来ていた。 そんな折、同じYオーナーのT氏から、 「自分のYもトラブッったが苦心して直した」って知らせを聞いた。 凄い!!! さすがである。 T氏は某精密機械メーカーの技術者である。 で、お会いした際に、”修理、復活”してもらった。問題のセキュリティーの 中核になるユニットは、車内室内灯の内部にある電子回路基板である。 問題はこの中にある、ICチップ等のセキュリティーシステムのカラクリである。 彼が解析した事柄を総て話すのは防犯上出来ないのであるが、差し支えなくて むしろ知っておいた方がいい事を以下に述べます。 ●まず大事なキーレスキーについているタグ(付札)の鍵 ”1999-08-28 キーのコード”で述べたように様々な鍵らしき、コード、 番号がある。キーレスを復活、追加、登録認証させるには、どのコード が必要なのか? 御存知の通り、新車納車時以外で、新たにキーレスキー使用可にする場合は キーレスキーを認証登録をしなければ使えない。また、何かのトラブルで 今までのキーが使えなくなった場合も、そのままでは使えず改めて消えて しまった認証登録をしなければ使えない。で、このキーの登録作業を する為には、暗証番号(パスワード)が必要である。さて、このパスワードは 何処に書いてるのか? まず、そうであると誰も確信してるのが、 例の白いLanciaカードに書かれている番号。 ブーーッ! 違う、それでは なくて。実は、キーレスキーに付いている付札タグの4桁番号である。 キーレスキーのリングにくくりつけられた札に貼ってある4桁番号である。 この値がないと、キーレスの登録は出来ない。この番号は紙シールに印字 されて札に貼られている。これを、剥がして白いLanciaカードの裏面に 貼って保管しておかなければならない。その為に、Lanciaカード裏には 紙シールサイズの枠がちゃんと印されている。この事を、誰も言ってくれない から、後で大騒ぎで結局使えなくなる。 しかも、しかも、しかも、厄介な事に”最初のキーレスキー”の タグにある番号が有効なのである。後からスペアとして購入した キーレスキー2番目に付いてるタグ番号は実は意味ないのである。 新たに買った2番目のタグ番号では、いくら登録作業しようとしても パスワードエラーで出来ない。 実は、”最初のキーレスキー”のタグ番号は個々のYの前記電子回路基板の 回路内に刻み込まれている。この回路内番号と操作時に与えるパスワードが 一致しないと、登録作業は認められない、出来ない。専門的言うならば、 この刻み込みは、回路内のEP-ROMチップに書込まれている。 特別な ツールでないと改編できないし、番号は暗号化されているので呼んでも 意味不明、書いても無効である。 ●最初の1個目のキーのタグ番号を紛失した場合は、1個目も2個目以降も 登録認証させられないということになります。これは、理に適ってます。 そうでないと、スペアのキーレスキーさえあれば、どんな(他人)のYに でも、自分のキーレスキーが登録できてしまい、開錠出来てしまいます。 ●ところで、このタグ番号は室内灯そばのユニットに針で各桁の値を回数で 押して入力しますが、もしも数字の0があった場合って、 どう入力するのでしょうか? 解釈1) 10回押す 解釈2) 0回押す。つまり、1度も押さずに、次の桁の入力に進む。 実は、解釈2が正解です。 ●尚、1個目(最初)のパスワードさえ解っていれば、1台のYに 複数のキーレスキーの登録が可能です。前記、EP-ROMに追加登録 されるようです。登録時の手順でユニットに向けてキーボタンを 押して電波を飛ばしますが、これによってキーレスキー各々固有の コードが登録されるようです。 ●尚、Lanciaカードのelectronic codeは、多分イモビの番号だと思われます。 キーのランチアコードが消えてしまったときの応急処置として あの5桁の数字をアクセル(!)を使って入力するとエンジンがかけられます。 ◎他にも解析して解った事があります。また、かなり設備が必要で 高度なテクニックになりますが、最初のタグ番号を紛失した場合の 復活方法等も解ってますが ・・・ 拙著サイトでは書くのは、ここまでと。します。

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