【  Y 日記 】

2002-11-13  ヘッドランプ・バルブ交換(ロービーム側)

    さて、そろそろ5年にもなるし、ヘッドライトのバルブでも交換してみようかって 気になりました。 最近は、放電式のバルブ(HIV)もあって、ヘッドライトの明るい 国産車が多い。 しかし、ちょっと文句がある。 あのHIVで光軸を調整してない ドライバーが多い。「HIVは明るい、これはよい」とばかりに、光軸を上にしたまま 走っている。それで照射される方の対向車はたまったもんでない。 HIV装着車には 光軸調整機能が着いてる事が多くて、ドライバーが手で調整する様になっている。 が、ちゃんと調整してない。 例えば、後席に人が乗った場合当然の理屈で、車前部 が上がりヘッドライトの指向性角度は上を向く。こんな時の為に光軸調整機能があり、 ドライバーはこれで、下向きにして対向車にまぶしくないように配慮する。 ●さて、Yの光軸調整機能ツマミが、何故サイドブレーキの傍にあるか? 理由は、後席の人も調整操作出来るように、後席の人が手の届くその位置に調整ツマミ があるのである。素晴らしい装備ではないか。 さて、和国に話を戻すと、この国の ドライバーはどうも光軸調整機能の意味すら解ってないようである。 だから、 光軸調整が対向車に対して大事な事であるなんて理解してないない。 前方が明るくて、自分だけ良ければよいという、まったくの自分勝手である。 ラリー競技車には、メタル・モール等の光り物、つまり反射するものは一切無い。 昔は、ボンネットまで黒く塗っていた。しかも、ツヤ消しの黒である。 競技の場に おいては太陽、ライト光等を反射する部品は一切違反である。 地中海や、カルフォル ニアでは、白い車に裸眼は厳禁である。目を痛めるから。 和国人が輝度に鈍いのは、フィジカル(肉体的)な違いに起因する。 つまり、アジア 人の目はブラウンなので、強い光にも我慢できるが、虹彩のブルー、シルバーな白人 は、明るいのに弱い。特に、高緯度白人の北欧人である。 それにしても、いくら虹彩が濃い茶色でも上向きなヘッドライトはまぶしくて迷惑この 上ない。 もはや、安全性の問題レベルである。 それに、ハイマウント・ブレーキランプも何とかして欲しい。無用の長物である。 これは、レベルの低いアメリカ人ドライバーをフォローするためのもので、当初は 欧州車にはなかった。 これで前方でブレーキ踏まれて信号待ちされると、目がクラクラ する。 しっかり前方を見て、敏速に運転できるドライバーばかりならば、要らない シロモノである。 もう、眠気あるドライバーに過度に刺激与えて目覚めさせる責具の ようである。 特に、本田、豊田のが明るすぎる。 それに、RV車が丼みたいなフォグを街中で点灯するのも止めて欲しい。 これ、 クロカンに行く余暇もない人間が買ったRVに多い現象である。 自分の視界だけ 明るければ他人(対向車)の迷惑省みずって傍若無人ドライバーである。 対向車は、石や樹木じゃないんだから。 街は、富士裾野の原生林じゃないぞ。 それと、官憲もありきたりの取締りでなくて、照射系取締りって、やって欲しいと思う。 それに、HIVもどきに青白色のバルブが流行している。 バルブさえ交換すればHIVっぽく なれるが、これも刺激物である。 青白色バルブにすると、一見明るくなったように錯覚 するが、単に目を刺激してるだけである。 これは、光の波長分布が良くない。 目にはキラキラ刺激的であるが、波長が偏っていて、照射物の識別能力は低下してる。 つまり、明るくなったようであるが刺激だけで、照らし出されたものを判別する為の 様々な波長が乏しい。 そして、濃霧にでもなると、車前方が白い壁になり視界は 低下する。 一生懸命に、青白色光で霧を照らし出しているのである。ドライバーは 霧粒子だけを見てることになる。 霧の中の障害物を発見できない。 こんな危険な 色で走るなんて。 なので、拙車はあまり白くないバルブを捜しました。 カー・ショップにいって、 店頭で色(波長)を比較して、あまり白くないものをセレクトしました。 BOSH社 製品名 ”White Venus” 12V/55W (110W相当品) 車検もOKだし、これで充分。 HIVもどき青白色球と通常のハロゲン球の、中間ぐらいの色です。 ちなみに、約\3,500也。 さて、バルブ交換はと云うと、以外に手間取ったのでありましたです。 なんせ、エンジンルーム内のヘッドライトのハウジングが小さい。 まあ、ヘッドライト は、Y独自の”絞った感じのデザイン”だからしょうがない。 最近は、どでかい ヘッドライト・レンズの時代で、車前面というとどれもこれも出目金魚みたいな 人相してる。 これに反して、alfa等伊車は絞り込んできっちり焦点の合った目の ようなレンズである。 さて、デザインの話はいいとして、、、 ハウジング背面のバルブ交換穴が、これまた小さい。 指がやっと2本入る程度で、 いったい手のデカイ欧州人がどうやって交換すんだって、疑問である。 バルブ固定のピン・バネがこれまた、なかなかリリース出来ない。 狭い穴に指を 入れてるので、指先には力が入らず簡単にはずせない。 ラジオペンチでやろうかと 思ったが、プラスティック工芸品のようなライト・ユニットの中で、下手にペンチを 使うと、どこかパキッと割れそうで怖い、怖い。 しかも、微妙なところでちょっと 変形しても照射角度に影響でるし、密閉性がなくなると前面レンズや内部反射レンズが 汚れて輝度低下するし、なんて神経使う作業である。 しかも、例によってバルブ自体の ガラス面に触って指の油脂なんか付着させるのは御法度だし。 そうなると、バルブは 後方の端子(足)しか手に持てない。 となると、この端子接点に指油脂が付いて 接触不良が懸念される。 って事で、なんとか古いバルブがはずして、買ってきたバルブを装着した。 念の為に 後方端子は、接点復活液で洗浄しておいた。 なんせ、高温、高電流な接点ですから、 接触抵抗があれば、更に発熱しますからね。 で、交換して点燈してみると、、、 あんまり変わらないけど、上写真の上部は交換前、下部は交換したバルブです。 まあ、前記したように対向車に迷惑無いように、青白色バルブにしなかったせいでしょう。 最後に、念の為に、壁にヘッドライトを照射して光軸の高さを確認して終わり、でした。

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