いつの頃からかカーステレオ(以下、カーステと略す)が調子悪くなった。 症状は、カセットテープが聞けないのである。 今の時代にカセットっていうのも 古いのであるが、自分としては過去に採ったカセットがたっぷりありドライブ中に 聞くにはうってつけである。 壊れた原因は、熱であろう。 というのも、センターコンソール内のカーステ位置は 下からかなり加熱されている。 たぶん、ヒーターの余熱が上昇してカーステを ボイルしてんだろう。 Yのヒーター機構って、ヒータon/offで熱水を、流/止 してないようである。 今までの車だと、ヒーターつまみ(もしくはレバー)を 回すとバルヴ(弁、コック)が連動して、熱水を止めたり流したりしていたが、 Yは常時流しぱなしで、ヒーターoff(水色側)にしても熱水を止めてないようである。 ファン(ブローワー)を回すか、止めるかでヒーター暖房を、on/offしてるようである。 バルヴ(弁、コック)は故障の原因になりやすいので、使わない方がいいが、、、 過去に多かった、バルブ開閉式によるヒーターonn/off法は、故障が多い。 動きの悪くなったバルヴ(弁、コック)は故障の原因になりやすいので、 使わない方がいい。 過去の伊車で実際にこの手のトラブルにみまわれた事はある。 ・FIATーRitmo …… バルブと室内のレバーのリンケージが壊れた。 ヒーター温度調整は、信号待ちで降りていってボンネットを開けて、 手でバルブを開閉していた。 赤信号の時間の長い大交差点でないと 出来ないので、かなりスリルある作業である。 ・FIAT-Uno …… バルブ全開放時に、リンケージ機構がはずれてしまった。 スキー帰りの冬場だったけど、足元が火事場のように焼ける。 しかたないので、 クーラーを並行稼動して打ち消した。 極端な、足温冷頭、いや足灼熱頭凍結であった。 加熱と冷却を、閉じた車空間で最大限に稼動してのエネルギー浪費であった。 ・Lancia-DEDRA …… オートエラコンであったが冬場、バルブが閉ってままの トラブルであった。 エスキモーもびっくりの極寒空間と化し、ドライバーの 冷凍保存が出来そうになった。 何度か、エンジンを切って、オートエアコン をリセットしたら回復した。 オートだけに手で処置が出来ない。 さて、Yは、そんな故障はないのであるが、 絶えず熱水は車内配管を巡回してるが、ファンを回さないので暖房しないが 絶えずコンソール内は熱せられている。 だって、ヒーターoffでも、カーステから カセットテープをリジェクトして手にすると、結構に熱せられて、トースト状態で ある。 とても、カーステ自身の発熱による加熱とは思えない状況である。 これだもんんん、カーステは もたないはずである。 で、Yに付いていたカーステは、AT社装着の Panasonic製カセット・カーステ である。 一応、はずして自宅の工房で修理を試みたて機構や接点をチェックしたが 治らないし、原因不明であった。 で、P社に修理依頼することにした。 かれこれ4年以上経過してるし、壊れるのは仕方ないので文句は云わないが、 P社の対応には不満あった。 地元のP社サービスセンターに持ち込んで、 預けて、見積もってもらったら、¥14000弱であった、見積修理法は、機構全体の 交換である。 修理でなくこれじゃカバー以外の全交換である。 そういえば、過去にP社のポータブル・カセットプレーヤーが回転ムラ (ワウ・フラッター)が酷いので修理に出したら、内部全交換であった。 その時は、保証期間内であったのでよかったが、P社って修理はしないで、 交換する技しかもち合わせてないようである。 \14000ともなると、手頃な新品を 買える値段なので、頭に来て・・・ 修理は中止した。 見積から帰ってきたカーステ はそのまま物置に放り込まれた。 しかし、なんとー その物置には昔に使っていたカーステがあったぁ。 型は古いが、これを使うことにした。 ここで、装着の問題が生じた。 つまり、接続コネクターが違うのである。 旧はP社で、こんどはA社(アルパイン)である。 一旦はあきらめたが、 ここであきらめたら しばらく音楽が聞けない。 で、新旧のカーステの ケーブル・コードを観ていたら、コネクタは違うが、コードの色は 同じなのに気が付いた。 ということは、色でケーブル信号の意味が 決まってるのだろうと思った。 とういことは、以前と同じ色になるように 接続すればOKのはず。 念のため、SONY社には親切に、カーステ装着法が Web公開されている。 そこを調べ比較すると、P、A、S社どれも色分けは同じである。 つまり、国内カーステ・メーカーの配線色は統一されている様である。 知らなかった、長年車に乗ってるが、恥ずかしいがカーステ自己装着は始めてである。 次の問題は、コネクターの問題である。 元々使っていたP社のコネクタは A社カーステには使えない。 しょうーがないので、こうなったら最後の手。 半田付けしてしまおう。 コード切断し、P社のコードをA社のコネクタに半田付けしてしまった。 以下に、配線の信号表を記しました。(1998製年式 Y) SONYのWebサイトとか、このHomePgaeの左に、配線資料が ありますが、ここでは実測と言うことで掲載します。 (後年式Yでは、どうなのか解りません) 車:黒紫>-----(Front-SP R -)-----<鼠黒:カーステ側 車:黒桃>-----(Front-SP R +)-----<鼠 :カーステ側 車:黒白>-----(Front-SP L -)-----<白黒:カーステ側 車:赤黄>-----(Front-SP L +)-----<白 :カーステ側 車:赤水>-----(Rear -SP R -)-----<紫黒:カーステ側 車:緑水>-----(Rear -SP R +)-----<紫 :カーステ側 車:橙緑>-----(Rear -SP L -)-----<緑黒:カーステ側 車:橙黒>-----(Rear -SP L +)-----<緑 :カーステ側 車:黒太い>-----(アース)-----<黒:カーステ側 車:赤太い>-----(電源 )-----<黄:カーステ側 車:赤細い>-----(ACC )-----<赤:カーステ側 この事が解れば、どんなカーステでも自分で配線できるはずである。 (寸法の問題がなければ) 作業後、カーステは復活した。 が、またヒーターの温暖化障害で、いったい いつまでもつか解らないけど。