去年の同じ時期(日記2001-08-25)で、下記のことを言っていた。 | 最近、なんだかぁ CVTのギャーが入りにくいと感じてきた。 | と言っても、ギャーが機構的に入ってない、のではなくて、 | シフトレバーが固くて、チェンジしにくい現象である。 | CVT自体(本体)は、問題無いだろう。 問題は、たぶんシフトレバーの | 部分であろう。 つまり、レバーの動きがひっかかっていてチェンジしにくい | のである。 特に最近では誤操作を防止する為に、チェンジ操作するにはやたら、 | ロック解除が必要で有る。 その後自己改善されず、やはりギャーが入りにくい現象のままである。 だから、もっとバラして、ロック機構自体を調査する事にした。 まず、以前同様(日記2001-08-25)に、レバー自体のネジを緩めてギャーレバーを 抜き取る。 そうすると、レバー内芯が裸体で現れる。 細いパイプである。 中には、プッシュ・ロッドがあり、このロッドを押し込む(鉛直方向)と 根元内部でロックが解除される仕組みになっている。 ここらへんの仕組みは どのCVTも、どのオートマ(遊星ギヤー式)でも同じ、ロック解除機構で有る。 で、次にギャー位置表示等があるレバー根元のカバーをはずす。 これは、 以外と簡単であった。 ネジ止めは一切なくハメコミで固定されていた。 その固定は、 カバー自身のプラスティック・バネである。 ので、道具のリムーバーをカバー周囲の 間隙に入れて、徐々にゆっくり外した。 但し、注意点はギャー位置を表示する為の 表示燈(LED)の為の配線ケーブルがカバーに来てるので、これを切らないように はずす事。 これで、ギャーレバー根元のロック機能等の機構が、一目瞭然に見えるようになった。 主な機構は、 ・ロックとその解除機構 ・ギャーレバー位置決めゲート ・ギャーレバー位置検出機構 ・ギャーレバー位置表示機構 ・Parking位置をブレーキペダルで解除する機構 (1999-12-25参照) で、上記のゲートにひっかるか、スムーズ性がなくなって、ギャチェンジが 入りにくい症状と判断していた。 これは、ロッドと接続されているピンが ゲートの山を越え谷に落ち込んで、位置が決まり固定される、という仕かけである。 この時ピンが山にひっかかってしまうと、症状のギャーチェンジがしにくいという 事になる。 このピンは、ロッドにネジで止められていた。 こころもちネジが 緩んでる気がしたので、締めておいた。 他、異常が無いのでこれで、本日の処置は終わりにした。