【  Y 日記 】

2002-06-02  エアクリーナ付近のサーモスタット破損、修復

    破損場所は、エアクリーナの箱の中にあるサーモスタットのユニットである。 サーモスタット(熱感応変形材)自身が壊れたわけでなく、その組み込み部材が 壊れたのである。 この、サーモスタットの用途は、クリーナを通過する前の外気の 温度に反応して、排気付近の暖気(排気ガス自身でない)を、吸気に混ぜて、 冬季の暖気運転を早める機構である。典型的な、補助機構なので、なくても 走行に関係無いという意見も有るが、、、 でも、直すことにした。 原因は、やはりプラスティック経年劣化による、強度低下である。 これなんですね、FIAT製の悪いところは ・・・ 軽量化指向の為か、どこでも プラスティックを多用する。 しかし、プラスティックは経年変化が金属より早い。 そして、プラスティック部品から故障が始まる。 もうちょっと先を見て、 材質選定、設計をして欲しい。 これは、このHomePageで再三指摘してる事である。 サーモの伸縮動作の戻しは、バネが使われているが、このバネが異常に強くて、 結果バネの強い力をプラスティックで保持しきれない。 その部分のプラスティックの 肉厚は極めて薄く、到底長い間バネを抑えていれる強度はない。 こうなったら、意地でも直してやるぞ! トリノの設計者め ― 。 例によって、瞬間接着剤で接合し、強度増補の為に、締めつけバンドで補強した。 たぶん、同じ設計のFIAT系エンジンで年数経過してれば、同様破損の可能性が あるでしょう。

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