さて、そろそろ5年にもなるので、シート地のアルカンタラも 細かい埃を含んで汚れてきただろう。 綺麗にお手入れでも、しよーうか。 しかし、どうやって手入れすれば良いのか? Y10の頃は、友人は構わずに 水をジャバジャバかけて洗っていたけど、そんな豪快な事は僕は出来ない。 人口皮なので、天然素材の手入れ法では通用しないし、、、 そんな時に、スーツ仕立て屋の頑固親爺を思い出した。 昔、初めて礼服を 仕立ててもらった仕立て屋の親爺がいて、独車が好きでGolfに乗っていた。 (このGolfを借りて乗ったのが機会で、小生は輸入車が欲しくなった。 そのいきさつが、このHomePageの伊紀行文の”どうして伊旅行いきたいの” の日記部分にあります) それは、いいとして、この頑固親爺は、「車はドイツ車、刃はゾーリンゲン!」と 云って譲らない。 それは、いいとして、仕立て上がった服を試着しながら、 「着ていくのは、たいてい宴会の席だから、食べ物等で汚したらどうする?」と、 聞いたら、 「ドライ・クリーニングは止めて下さい。 それは、数年に一度にして下さい。 高級羊毛なので痛みます。 もし汚したら、帰宅して直ぐに、 熱湯で絞ったタオルで拭いて下さい。その後すぐに、乾いたタオルで 拭いて、ハンガーに架けて下さい。 いいですか、火傷しそうな熱いお湯で 絞ったタオルですよ。 それも、汚したその日にして下さい」。 と云われた。 そのこれを実践してるが、さすがに結構効果ある。生地も痛まない。 さすが、頑固親爺でした。 で、思い出して、この手法をアルカンタラに流用することにしました。 なんせ、欧州では、アルカンタラは洋服にも使われているのですから。 かように、熱いお湯を満たしたバケツとタオルを用意して、埃と汚れを 拭き取り、即乾いたタオルで湿気を拭き取る。 こんな簡単に作業を ケミカル剤を使わずに、繰り返したら、結果結構に綺麗になりました。 そうそう、ケミカル剤、洗剤は生地を痛めたり、色落ちの心配があるけど 上記の方法は水(お湯)だけなので、心配はないでしょう。 良く落ちる洗剤ほど生地も痛めるのはパラドックスですからね。 やはり、お湯で優しく丹念に拭いてあげるのが愛情でしょう。