柏は寒冷地でないし、積雪もあっても1cmが年に数回である。 でも、いざという時の為、やはりチェーンがいる。 たまには帰省で宮城県に 帰る事もあるし。 理想的にはスタッドレスを装着する方法だろうが、それ程に ウィンター・スポーツに行く頻度でない。 テンポラリー的使用なので、 チェーンで済ます事にした。 で、チェーン選定会議に入った。 それぞれのチェーンの特徴を経験的に記すると、、、 ●旧来の通常のチェーン ― 長所 : 安いだけ。 ― 短所 : 騒音、振動が酷い。 走行性も酷い。 ― 総括 : 論外。使いたくない。(定価 約¥5K) ●細鎖のワンタッチ・チェーン ― 長所 : 装着が極めて楽。 外した時もコンパクトで、トランクに入れっぱなし でもOK。 グリップ、雪上での走破性はまあまあである。 ― 短所 : 旧来のチェーン程に振動が多くないが、いくら細くしても金属は 金属にかわりないから振動はある。 高速でも、50Km/Hはきつい。 つまり、完全に雪に埋没しておらず、路面が出てる冬の高速では通行の 邪魔になる。 ― 総括 : それこそ、一時的な使用には良いが、、、 (¥10K) ●ゴム・チェーン ― 長所 : 走破性良く、振動も極めて少ない。 下記のプラスティックチェーン よりも振動が少ない。 ― 短所 : 装着が面倒であり、外した後はかさばりトランクを占領する。 また、あまり速度を出すとゴムである故に遠心力で膨張して切れやすい。 高速道路の路側に死骸の様にこれが捨てられているのを見る。 また、硬化して密着しなくなり、このチェーンの中でタイヤが 空転してしまうって事を報告受けた。 ― 総括 : ここで挙げた4方式の中で最も使用感がいいが、切れるのでは ないか心配。(個人的見解ですが) (¥20K) ●プラスティック・チェーン ― 長所 : 走破性良く、振動も極めて少ない。 但し、上記のゴム・チェーン には負ける。 ― 短所 : 装着が面倒であり、外した後はかさばりトランクを占領する。 ゴム・チェーン並である。 ゴムみたいに少しでも伸びないので、装着は 大変。 ― 総括 : ゴムチェーン程静かでないが、金属チェーンの信頼性と ゴムの静かさを兼ね備えてると言えそう。 (¥20K) ●ワンタッチ・プラスティック・チェーン ― 総括 : プラスティック・チェーンをワンタッチ方式にしたもので、 装着は楽になり、折りたためるので場所もそれ程に取られない。 ワンタッチにするためにパターンがブロック化しているので、 走ると振動多い。 ブロックの空いたところでのグリップに疑問あり。 (¥25K) で、結局のところ今回は”プラスティック・チェーン”にした。 店に行って、1万円程のものを購入した。 で、早速に リハーサルを自宅駐車場にて行った。 装着手順と部品のチェックの為に 事前リハは必ず実施することにしてる。 近所の人々は、「雪も無いのに好きですね」 と、おだやかな初冬の昼下がりにチェーンを付ける僕の背中に笑いながらヒヤカスので ある。 しかし、これが効を奏した。 リハやってると、なんとゴム・バンドをかける フックがポキッと折れてしまった。 不良品である。 もしも、これがスキー場手前の 現地での事態だった大変な事になっていた。 近所の人も、これを見て、 「やはりテストしておくべくですね、さすがですね」と、うってかわった態度。 で、店へに再訪し文句行ったら丁重に謝罪された。 でも、同じ製品は不安なので、 返金してもらった。 で、別の店に行って、別のプラスティック・チェーンを 購入した。 定価は2万円以上するが、キャンペーンとかで13K円で購入できた。 で、これもリハーサルした。結果良好で、ワンタッチ・ロックとか クィック・ロック言う機構のおかげで装着もやや楽である。 付けたチェーンで 近所を1kmぐらいガチャガチャ騒音たてて試験走行した。 難点は、フック類が、 ホイールキャップに接触するので若干であるがキャップに傷が付く事である。 キャップはそのうちに自分で塗装しなおすからいいとして、 これを使用することにした。