【  Y 日記 】

2001-11-24  Y、サーキット走行す

    誰でも一度はやってみたい事、、、 それは、自分のクルマのアクセルを思いっきり踏んで走ってみたい、事。 それが可能な機会が来ました。 でも、実はこの機会は年に数回は あったのですが、タイヤが一変にオシャカになるので、実行に踏みきれずにいた。 これこそ、真に”アクセルを踏みきれない”ってとこです。 で、今履いているタイヤがそろそろ磨耗して、交換時期を迎えつつあるので、 つまりこのタイヤをダメにしてもいいだろうから、サーキット走行に 踏みきった。 場所は、成田モーター・ランドって言うサーキットです。 サーキットといっても、狭いので同時に競争する訳でなくて、1台づつ コース・インして、時間を争うタイム・コンペ方式です。 主催、主旨: 西船橋の老舗のalfaショップに集う客が集まって、企画開催する走行会です。 けして、店主催でないので、営利目的でなくて良いのですが、運営が”開放的”です。 alfa使いの性格でしょう。 alfa使いは、野放図的な性格ですね。小生は好きですが。 参加車内訳: 全数、約20台。 alfaが半分で、75ミラノ、旧GTV、155等。 Lanciaは今回は小生だけ。 残念ながら、常連のDELTAは来ませんでした。 他は、国産では、ロードスターが多い。 めずらしいとこでは、 ロータス・エリーゼ、ルノーのフロントガラスの無いオープン等。 ルール: テーピング、車載物降ろす、ヘルメット、手袋、旗振り、コースアウト時の対応等、 しっかり、私設規定は敷き尊守されます。 3周×4ラウンドの計12周で、タイムを競う。 クラス分けや ハンディなしで、コース一周の時間絶対値勝負。 結果: 解ってはいましたが、予測の通りで、健闘空しく自車Yはブービーに近い 惨澹たる結果。 但し、過去に出走した歴代自車の、FIAT-UnoとDEDRAの 中間のタイムなので、予測通りであった。 所詮、どノーマル車で、CVTなので こんなもんでしょう。 ちなみに、Uno 56秒、DEDRA 52秒で、Yは その中間で、54秒でした。 敗因: プアーなタイヤ.165/65-14のせい。 サーキットには非力。 コーナーは ほとんど、四輪がドリフト状態で、雪上走行状態。 走り始めに、 「なんか 変だなぁ」と思ってると、スピン寸前。 kartの様に挙動が ダイレクトに来なくて、遅れてくるので、気が付くのが間に合わなかった。 2周目からは、学習機能を効かせて抑えるが、・・・全般でカウンター充てまくり。 タイヤのブロックが、ブチブチちぎれるのが走っていて解ります。 成果: タイヤのショルダーの角は飛散して、無くなりました。 しかも、良く見ると 内側のブロックの角もとれてました。 もはや、接地面積は激減してます。 コーナーの攻めをいくら工夫して突入速度、脱出速度を上げても、 速度にタイヤが追いつかず、無駄なので、、、それに CVTも加熱気味なので 午前中でやめてしまいました。 現に、加減速を緩めようとして、それまで LレンジではしっていたのをDレンジにしたが、やはり速度が高いと結局は タイヤが鳴いてしまう。 せめて、195/50-15の豊田ビッツSport-Versionと同じタイムであったのが、慰めでした。 でも、: でもLanciaです。 Lanciaの走りはしてます。 前記1999-05-22 で述べた所見の通り である。 あの時の感想を繰り返すと、 |Yのコーナリングは結論から言うと結構よい。 |すべては、この車の組成である"ワイド・トレッド&ショート・ホィールベース"に |起因するコーナリング特性になる。 | |●まず、ローリングがイタ車としては少ない。 FIAT系にしては硬めのサスと、 | ワイド・トレッドである為であろう。 従って、コーナー中でも外側タイヤへの | 荷重シフトがあまり生じない。 |●ヨーイングも少ない。 これも、ショート・ホィールベースのせいであろう。 | また、サブフレームをもつしっかりした足回りも効いている。 |●ダイブは、ショート・ホィールベースにしては発生するが、これはフロント・ | エンジンである事に起因してるのであろう。  | 上記を、サーキットでも実証していた。 タイヤこそ先に限界に到達しているが、 足周りはトレッド幅が有効な事を示して、コーナー中の挙動は安定しコンターブル (制御下)である。 知らないが、これがラリー風なのかと。コーナー出口に 向かいながらヘルメットの中で考えた。 グローブの中の手に汗することはない 素直なハンドリングである。 結論に代えて教訓: やはり、LSクラスのY(と、その装備タイヤ)は、女性の買い物クルマでした。 でも、タイヤ限界に達するまでの領域ではLanciaの世界でした。

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