最近、なんだかぁ CVTのギャーが入りにくいと感じてきた。 と言っても、ギャーが機構的に入ってない、のではなくて、 シフトレバーが固くて、チェンジしにくい現象である。 CVT自体(本体)は、問題無いだろう。 問題は、たぶんシフトレバーの 部分であろう。 つまり、レバーの動きがひっかかっていてチェンジしにくい のである。 特に最近では誤操作を防止する為に、チェンジ操作するにはやたら、 ロック解除が必要で有る。 これも、一部の未熟なドライバーのせいで、危険防止機構がうるさくなり、 どんどん複雑になったせいもある。 最低限レベルの人間に合わせるもんだから その為の手間、コスト、実装重量が増加の一歩であり、操作も面倒になる ばかり。 アメリカで何でもメーカーへ訴訟してばかりで、クルマをはじめ 機械の価格は上がる一方である。 さて、グチはこのくらいにして、、、 ロック解除は、レバー上部のボタンを親指で押すだけで良いのであるが ・・・ これが重くて、押してもひっかかるので、レバーが入りにくい。 以前に乗っていた、FIAT-UnoもCVTだったので、この時の経験が役に立つ。 と、言ってもUnoの時は、入りにくい現象でなくて、レバー自体が 突如ガバーッと抜けてしまった。 ああーー恐ろしや、レバーが抜けちゃうなんて。 家の近くで発生したので、レバーを手で押さえながら帰宅して 直した覚えが有る。 なんかこうなると、”さすがFIAT”って笑ってしまいますね。 さて、今回もレバーの分解を始めた。 分解方法は、Unoと同じで、レバー中腹の3mmぐらいの六角ネジを 緩めれば簡単に外れる(但し、ネジはかなり堅い)。 そうすると、レバー内芯が裸体で現れる。 細いパイプである。 中には、プッシュ・ロッドがあり、このロッドを押し込む(鉛直方向)と 根元内部でロックが解除される仕組みになっている。 ここらへんの仕組みは どのCVTも、どのオートマ(遊星ギヤー式)でも同じ、ロック解除機構で有る。 で、 このロッドを指で押して、ギャチェンジしてみたが、これだと割とスムーズに ギャチェンジ出来るではないか。 そうなると、原因はこのロッドを押し込もうと する機構である、今はずしてあるレバー(カバー)の方である。 これの取り付けガタとか、緩み、位置ずれによる原因であろう。 Unoの時は、取付位置を修正して、以前よりロック解除がスムーズになるよう 改善した。 しかし、Yでは、しっかり取付ネジの穴が切ってあって、 位置修正が出来ないではないか。 ずれないよう配慮して、穴あけたのであろうが、 これでは位置調整が出来ない。 では、ズレないはずがなんでズレが生じたので あろうか? おかしいなと思って見ていて、気がついた。 どうも、ロック・ボタンに 被さっているゴム・カバーが、いけないようである。 そうです、これが 劣化して硬化して堅くなっているのではないか。 で、このゴムキャップを 外してみた。 するとやはり硬化している。 しかも、堅くなったせいか、 一部にひび割れが走っている。 硬化して、蛇腹状の意味が で、このゴム・カバー(キャップ)はずして、レバーを取りつけると・・・ なーーんと、割とスムーズではないか! 原因はこれでしょう。 しかし、このキャップを取ると、中身が露呈してみっともない。 対策として、しょうーがないので、、、 ●ボタンの頭に薄板を貼りつけて、ボタンを長くした。 ●ゴム・カバー(キャップ)を少し切って、少しでもフレキシブルにした。 ほんとの解決は、このゴム・カバーの交換だろうが、たぶんキャップだけって 売ってくれないだろうな、、、 で、諦めた。