【  Y 日記 】

2001-01-31 赤外線焙煎 配線コード

    何のコードなのか解らないのであるが、コードが電動ファンの筐体の 後に接続されている。 コードが来て、そこでコネクターを介してファン筐体、 つまりラジエター後方につながっている。 ラジエター自体に埋め込まれた コネクターでないので、水温温度センサーではないだろう。 でも、何かセンサー のように思える。 電動ファンになんでセンサーが要るのであろうか? 電動ファンにはモーターへの電力コードが来てれば、それだけですむはずだが。 なんの必要があって、ここに配線されているのか、解らない。(後記 PS 参照) で、問題はこのコードの位置である。 電動ファンの横なので、エキゾーストマニホールド・パイプの直前である。 ここは、自動車の中で最も高熱な部分である。 赤く発光してはしてないが、 可視外の熱線(遠赤外線)が、ここからチンチンと放射されてるはずである。 年がら年中 熱線に曝されているのである。 コードが焙煎状態である。 見てみると、コードの茶色被覆が白色化してる。 やばいと思いコードに手を 触れてみたら、被覆が硬化してたのでボロボロと割れて、落ちてしまった。 やばい、コネクター付近の1cmぐらいが、中身の線芯剥き出しになってしまった。 やばい、放置しておいたら、やがて芯もボロボロになり断線するだろう。 で、自ら被覆を保全せねばならない。 被覆保全の方法を検討した。 被覆法1)ビニール・テープを巻く。 しかし、テープを巻いても密閉性がないの、水が侵入し、 錆びて、いつかは断線するだろう。 被覆法2)自己融着テープを巻く。 これは、説明するとテープ材質自体が柔らかくて、巻きつけて おくと溶けて一塊のゴムの様に包み密着する。 密着性はあるが 柔らかいので、耐久性がない。 被覆法3)接着剤で覆う。 これがいいだろう。 で、次は接着剤の選定会議に入る。 2液混合で速乾する接着剤があるが、これは硬化するので、コードには 適さない。 で、乾くとシリコンゴムのようになる接着剤にした。 これは、よく浴室の隙間塞ぎに使う接着材である。 どこでも売ってるものである。 これを、コネクターの根元からコードに塗るように被せた。 柔らかくて粘るので、綺麗に被さらないが、絶縁と保護ができてれば 形はどうでもよい。 目的である保全は達成される。 PS: このコードに関しては、BBS掲示板より、TATSさんから真相を伺いました。 2001-03-26 「そうです焙煎(笑)という表現はこれ見て書きました。 時々話題になる(電動ファン・)レジスターの配線です。 回路のコネクターに接触抵抗があると発熱して周辺のハーネスやコードが溶けます。 接点復活剤や半田付けして抵抗を減らしたり太い線のに引き直したり対策法は ありますが抵抗器そのものやリレーの接点が逝ってしまうのですから設計の問題かと。 走っているよりアイドリングで停まっている時間が長いとはイタリア人は考えて いないでしょう。たしかにエキマニ近くで放熱悪いのも拍車をかけていそうですね。」

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