1999-11-30 NAVI ! 導入大作戦 シートに座り前方をみながらドライビングしてると、 なんとなく虚無感に気が付く時がある。 何故かと考えると、 それは、目の前にメーターが無いからである。当然、センターメータ デザインだから、メーター・コンソールが眼前にない。 Yの眼前のトレイには何もないが、それは何か置いてくれと 言ってるのかもしれない。 それで、眼前のトレイに置物を考えた。 ボーナスも出るし、それではNAVIでも置いてみようか、、、と 決定した。 高価な代物なので、清水の舞台をパラグライダーで何度も 飛び降りた。 で、早速に機種選定会議に入った。 1) DVD式最新NAVI 2) CD-ROM式据え付けNAVI 3) ポータブルNAVI まず、1)は超高価で清水の舞台が擦り減ってしまうので、却下。 2)は据え付け工事で、Yの華麗なるインテリアに穴を開けるのが嫌で却下。 しかも、千葉県界隈では盗賊が出没しNAVIを盗む輩がいる。 で、 簡単に取り外せて、家に待避できるのが良い。 で、3)が希望となった。 で、ポータブルの大手といえば、SANYO社の”ゴリラ”がある。 イタリアでは、5リラで売ってない。 で、秋葉原に行く事にした。 ●秋葉原の店内 秋葉原の店で、ゴリラを発見。 店員のこれはどうかと問いただすと、 「お客さーーーん、Panasonicの方が良いでっせ。」と、言われてしまった。 「ゴリラにVICSなんぞのオプションを付けると、しっかりPanasonicと 同じ値段です。 Panasonicの方が老舗でいいですよ。」 最先端の最新兵器なのに、何故"老舗"がいいのだろう ? 「でも、ゴリラは通販で有名じゃない」と、質問する麻呂。 「SANYOは、店先で比較されると不利なので、通販で売ってるんでっせ。」 よくよく見ると、外見で背丈はPanasonicの方が低い。 という事は、 例のトレイに座らせると、ディスプレイを見る際にステアリングの輪の中を通じて 画面全部を見れるだろう。 と、検証した。 それに、Panasonicの方が使いやすいと店員が薦めるので、初心を 捻じ曲げてそれにした。 そして、ディスカッションしてる間になんだかんだで 6千円程値引かせてしまった。(結局、100K円で購入) 型番 KX-GT20Z しかも、キャンペーン中に付き、バージョンアップCDが無料で添付されていた。 買えば、4K円と明記してある。 ●電気実験 購入時に、店員が車が止まってなくてもTVを見る方法を教えてくれた。 いやいや、教えてくれなかった。 そもそも、霞ヶ関の指導で、 走行中にTVを見る方法は教えてはならないらしい。 但し、麻呂が少々電気詳しいと言うと、こう言った。 「パーキング・ブレーキのセンサーは、接地されるとonと同じですヨ」、と。 店員は、違法行為はせずに、自動車電子工学の話をしてくれた。 麻呂は、店員の電子工学の裏付け実験の為に、帰宅後に即、半田こてを工具箱から 出して、センサー・コードをある電極に短絡させた。 これは、走行中にTV見るなんて違法行為をする為でなく、 自動車電子工学の実験の為の配線変更である。 但し、配線を元に戻す暇が無いので、 まだ、そのまま。 ●取り付け オプションの取り付けスタンドを、Yの前面トレイの底面に両面テープで 固定する。 位置は、真正面で、ステアリングの輪の中を通して 画面全体が見える位置。 トレイのほぼ中央になる。 作業は、油紙を付けたままで位置決めして、マジックインキで マークしてから、それから油紙(粘着面裏紙)をはがして、 スタンドを固定する。 これが、コツ。 固定してからは、粘着剤を硬化させるので24時間待つ。 尚、チルト・ハンドルは最上位にしないと画面が入らない様です。 ●NAVI設定 スタンドは固定されるまで待たなければならにので、自宅にて、 12V安定化電源を接続して、NAVIシステムを立ち上げた。 まず、バージョンアップCDを先に読み込ませて、旧プログラムに上書きする。 それから、地図CDをセットして再立上する。 GPSアンテナが室内で 衛星から信号を取れず、現在位置エラーを警告してる。 しょうがないので、 アンテナだけコードを延ばして窓から出して雨戸のトタンに張り付けた。 拙宅の猫が怪訝そうに見てる。 で、自宅座標位置検出から、各種設定を マニュアル見ながら設定入力した。 息子が、「家で使うナビ」といって スネを2本所有するオヤジをからかっていた。 ●セットアップ で、スタンドが固定化した頃に装着したが、一体型(CDドライブを含む)の重さの せいかスタンドだけでは、多少フラフラするので、本体下にゴム板を敷いて、 あごを乗せるようにして、安定化させた。 ポータブルタイプはどうしても 重いので、しっかり固定する工夫をした方がよいであろう。 また、GPSアンテナは、ダッシュボード最先端(フロングラスの直下)に、 放り投げている。 特に屋根には乗っけてないです。 あとは、電源プラグをシガー・ライターに差し込めば、工事と準備は完了。 これだけです。 相場20K〜30K円の取付け工事費は一切不要です。 ●使用感 YにNAVIはベスト・マッチです。 運転中、前方視界にしっかりNAVIディスプレイが 溶け込んで、見易いのです。 視線の移動なくして、NAVIを見れます。 それはそうでしょう、通常の車のメーター位置にNAVIがあるのですから、 視認性はいいし邪魔にならない。 11月から道交法が変わり、運転中のNAVI凝視は 違反ですが、YでのNAVIでは凝視は不要だし、凝視しても運転に支障はない。 もし支障あるなら、車についているメーターは危険と言う矛盾に陥る。 ポータブルであるので、ジャイロ(慣性航法装置)はオプションであり購入して 有りません。 従って、トンネル、時折高層ビルのはざまでは、若干(5m程)の 位置ずれを生じます。 でも、GPSアンテナだけでも、充分にナビゲーション されて、問題なく実用です。 これで、地の果て、CDデータの果てまで、走り続ける夢が果たせます。