【  Y 日記 】

1999-11-14 タッチアップ・ペイント

    所有し乗っている以上は、飛び石等で塗装に小傷が付くのはしょうがない。 でも、小さな傷ならなおさら早期に手当しないと最悪は錆に発展する。 で、掲題のペイントが必要である。 が、このYの場合それが難しい。 とにかく、色合せが難しい。 (1999-11-13参照) といっても、小傷は発生するので、タッチアップ・ペイントは必要である。 入手活動1:”AutoTrading社にて、メーカーのタッチアップ・ペイントを所望” 以前乗っていたUnoの時は、カラー・コードを指定してタッチアップ ペイント(以下、TPと略称)を取り寄せた。 これの色がドンピシャで 塗っても解らないぐらい外装とTPの色違いはなかった。 部品の 精度はひどくても、色の精度管理はさすが芸術の国と妙に感心した もんでした。 で、Yでも入手しようとAutoTradingの営業K氏に相談した。すると、 「おそらく色が合わないでしょう。 コードで指定しても。  だって、製造ロットによって色が違うのが現実です」 と言われた。       そういえば、こんな話しを巷で聞いた事がある。   『AutoTrading名古屋で同じ色(コード)のYを3台注文して、やがて    それが陸揚げされてみると、だいぶ色が違う。 慌てた社員が 社長のところへとんで行った。 社長の指示は、3台を並べるな!』 こんな笑い話みたい事あるのでしょうか。 で、TPのメーカー取寄せは 断念した。 入手活動2:”塗装屋に作ってもらう” DEDRAの場合、ディーラーの松田にTPを注文して入手したら、 国内製が来た。 これは広島産なので伊国製より信用出来ると 思って、ふたをあけると塗料は硬化しはじめていて、ゲル状に なっていた。 最悪である。 で、今度は塗装屋に注文して調合してもらった。 これが、 色合わんのです。 塗装作業は、塗る事より色の合せ(染料調合) の方が難しいし、時間がかかるとは常識ですが、TPなんぞ せいぜい数千円のものに真剣に時間をかけるとは思えない。   特に、メタリック(DEDRAがそう)の場合は難しい。 入手活動3:”Car-Shopで捜す” 地元のCar-Shopに行き、染料メーカーのTPで自車に色の近いもの 5個ぐらいを店員に頼みこみ、売場から駐車場に持ち出し、実車で 色合せをする。 そして、一番近いものを購入するが、 所詮はピッタリ色は合わない。 入手活動3:”イタリア雑貨店に行く”       以前、同店に行った折、LanciaブルーのTPがあったのを思い出し、       再訪する。 店のアルジに問うた。 自分「Lanciaブルーでも、いろいろあるし。 KALEIDOSコードで    本国に注文、取り寄せできないか?」 店主「たとえ取り寄せてもピッタリと合うとはかぎりませんよ。 それに、同じ塗料でも塗った色と容器の中の色は、 経年変化で違ってきますよ。 どうせ、色は変わってくる のですから、このLanciブルーで試してみては。 もちろん保証はできないですが」 このコメントはとても説得力あり。 \1200で購入し帰宅する。 帰宅して、このTPの観察するが、どうも怪しい。 伊和辞典で調べるが、 製造メーカーらしき表記がない。 そこには、色コードらしき番号はあるが、 どこのコード体系かわからん。 KAREIDOS、FIAT、Lancia、塗料メーカーの どのコード体系なのか。 一応、塗布方法は書いてるが、未知の物体TPである。 塗る方法) さて、早速小傷に充てる事にした。 ●まず、試し塗りです。 ボンネットを開けて、エンジンルーム内で、  外装と仕上げの近い部分の塗装に、TPを少し塗り乾燥するのを待つ。  乾燥して色が安定してから、色を周囲と見比べる。 あまりにも、 色が合わないならばあきらめましょう。 ●小傷部分のWaxを取る。 濡れた布で拭いた後、渇いた布で強く拭いて、 Waxを落とす。 ●TPを小傷に薄く塗る。 ●塗ったら即、チッシュペーパの4隅を使って、塗料に含まれる揮発成分を 吸い取り紙の様に、吸い上げる。 これは、塗った塗料による凸を 低くする為の技です。 ●塗った面がフラットであるのを確認して、乾燥するを待つ。 結果、このTPはほとんど自車の色に合いました。 (自車Code: 475/A "Lancia-BLU" に対して、このTPのコードは438) で、他の色の方は、苦労して捜して下さい。

 時系列な目次は こちら    

 カテゴリー別の目次は こちら