【  Y 日記 】

1999-08-28 キーのコード ?

    Yには、”Lancia-Code”なるセキュリティ体系がある。 らしい。 このLancia-Code自体は、具体的なコードを言ってるのではなくて、 ”体系”を指してるのだろう。 では、具体的なコードとは、、、 それは、知ってるだけでもいっぱいある。        ● 1) Electric Code (数字5桁)        ● 2) Mechanical Code (英字1+数字4 桁)        ● 3) キーレスエントリーのコード        ● 4) エンジン始動の認証コード 1)と、2)は、Lancia-CodeのIDカードに書いてある。 で、1)は 3)を指してるコードかと思っていたが、キーレスエントリーの キーが入荷したら、それに、タグ(荷札)が付いていて、それは4桁であった。 これを、 ● 5) キーレス・キーのタグ表示コード としよう。 4桁なので、1) と 3) は違うようである。 念の為に、このキーの表記を虫眼鏡で 見たが、5桁の数字はなかった。 で、マスター・キー(茶色)を分解したら、中に5桁のコードはあった。 ひょっとしたら、これは1)ではないか ? これを、 ● 6) マスター・キーの内部刻印コード としよう。 が、しかし、その数値6)は 実際の1) と異なっていた。 異なっていてもエンジンがかかるので、6)と 1) は別である。 5)は、AutoTradingのマニュアル(和訳)によると、キーレス受信部の スイッチ操作でエントリーしてYのメモリーに登録できるらしい。 となると、別に1)と5)は一致してなくても良い事になる。 で、6)が必要な事態はいつかというと、やはり AutoTradingのマニュアル(和訳) によると、4) のコードをYのメモリーに登録する操作の時である。 しかし、キーにはこの、6) もしくは 4) のコードの表記、刻印はない。 だから、断定は出来ない。 それに、キー自体に表記したらセキュリティ上 よろしくない。 もしかしたら、FIAT(Lancia)が、6)と、4)の 対応表を持っているのかもしれない。 ちなみに、どのキーの裏面の根元には、非常に小さい刻印で、「B365」と いう刻印がる。 これを、 ● 7) キーのB365コード としよう。 これは、全キー共通なので、部品名コードと思う。 セキュリティに関係ないだろう。 また、注文し納品されたキーレス用キーは、なんと刻みが既に掘られていた。 通常、スペアキーはベースを入手して、錠前屋に持ち込み、それにキザミを機械で マスターからコピー堀するのが普通である。 既に刻んで来たとなると、 それが合致するかどうか大きな賭けである。 そもそも、ID-Cardのコードを 伝えて納品されたものだから、ID-Cardの1)か、2) は、刻みの管理コードを 指してる可能性はある。 果たして、IDカードのコードは何を指してるのか、奇々怪々となってきた。 そして、3) と 4) は、存在は必須であろうが実体不明のままである。 もう私の、頭の中は、こんがらかったスパゲッティ・パスタ状態で混乱してくる。 これだけ複雑怪奇なのだから、セキュリティとしては万全である。 ひょっとしたら、FIAT社(Lancia社)員でも、解明できないのではないか ??? さすが、FIATである。 完璧なセキュリティ技術である。 そこで、私なりに大推論した。 根拠: 3)にしても、4)にしても、エントリー操作が必要である。     これは、キー個体のコードを、Y車本体内臓のメモリに     登録してるのだろう。 推論: となると、どんなキーでもエントリーさえすれば使用可能であろう。 結論: じゃアー、、、Lancia-Codeっていったい何なんだ ?     それは、キーではなくて、Yの受信部のLot番号等の管理番号なのでしょう。     これは、2つの回路があり、一つは=キーレス認証システム。                もう一つは=エンジン始動認証システム。     そして、この二つの受信認証システムの管理番号(コード)が、     前記の、1) と 2) を指しているのだろう。 条件: 上記の推論でどんなキーでも使用可能と述べたが、実際は受信システムの     ロット(管理番号)によってに、エントリーが有効で使用出来るキーに     制限範囲があるのだろう。 もちろん、その制限対応表は、FIATの     社内秘であろう。      こうしないと、Yのキーがあればエントリーさえしてしまえば、     どの車でも動いてしまうので防犯上で危険である。 だから、やはりキーの注文には、Lancia-Codeが必要であり、それに エントリー操作も必要な儀式である。人間と同じで儀式をしないと挿入は許されない。 さすが、FIATである。 コードに関しては、コウドなテクニックを持っている。 感嘆した。



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