【  Y 日記 】

1999-07-31 ピレリとミシュラン

    両社は、欧州タイヤでの永遠のライバルみたいな図式である。 装着してみいると、両者の違いが歴然である。 ところで何故ヨーロッパのタイヤかと言うと、その訳は持ち(減りが少ない)が 良いことと、ウェットに強い事である。 やはり、ヨーロッパと和国では タイヤへの要求が違うのであろう。 以前、Unoの時には、新車時に"クレバー"なるタイヤが着いていた。 これは、 良く解らないメーカーであったが、古い人ならば知ってる者がいた。 その後、40,000Kmで、"ミシュランMXT"を履いた。 155/70-13である。 それも、70,000kmで、”ピレッリ2000”に履き換えた。 これは、廃車になる、96,000まで勤めてくれた。 どれも、同じサイズであった。 まず、クレバーであるが、これはなーーーんも変哲ない特徴ないタイヤであった。 但し、雨には国産タイヤ(BS豚)よりは明らかに強かった。  で、40000Kmの時に、近所(松戸市)の小さな小さなタイヤ屋の「黒林タイヤ」店に 行った。 でかいショップでないので、タイヤも注文取り寄せである。 でも、私がこの店が好きな理由は、そこの主からタイヤの話しを聞ける事である。 店のアルジがMXTを見て開口一番に言ったのは、「これは、マッド&スノーみてい」 でした。 確かに、溝が深く、溝幅も大きいかった。 で、履いて走りだすと、 とてーも柔らかいはないか。 思いっきりコンフォート(快適性)指向である。 クレバーから途端にエア・サス車のようになってしまった。 でも、コンパウンド が柔らかいせいかコーナーでは最後まで、泣き出さずにふんばっていた。 限界越えた直後は、ダラーと流れる。 いかにも、ミシュランであった。 尚、溝のせいかウェット性は、クレバー、国産より格段に上であった。 雨天での上り坂でアクセル・オン時の空転発生率は激減した。 数年後に、黒林タイヤに行って、2000を注文した。 ピレッリと言った時の、店のアルジのレスッポンスは、「サイドウヲールに ひび割れが入り易いですよ。」であった。 溝の幅はMXTと同等。 では、履いて店をでると、これが割と硬い。 細かい凸凹も拾う。 でも、 不快なレベルの突き上げではない。 コーナーでは、ミシュランより ずっと低い速度で泣き初めてします。 が、この後は限界というものがなくて 速度に応じて比例してリニアに流れる量が増加してる。 ここらへんが、 ミシュランと違って、コントーラブル(制御性が良い)な美点である。 ぼくの好みである。 では、硬いならばブレーキ性能は良くないのでは、、、 と思うと、そうではなくてブレーキ性能も良い。 つまり、直進方向での タイヤ剛性があるので制動時にグニャっとならず踏んばってくれるのである。 結論を言うと、ミシュランに比して硬めなので、細かい凸凹をタンタンと 軽やかに乗り越えて爽快な感じである。 懸念のサイドウヲールのひび割れも特に発生しなかった。 そして、両者の耐磨耗性も、似たりよったり。 最近は、輸入タイヤも国内ノックダウン製造が多くなって来てるらしい。 OLIOもそうらしいが。 こうなると、期待したパフォーマンスが与えられてない らしい。 ちなみに、Yのピレリは、Made in Italy でした。



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