【  Y 日記 】

1999-07-20 ブルー・トレイン Y

    時折長距離ドライブに行くが、自車のなかで寝る場合の晩もある。 そこで、Yの寝台車性はどうであろうか、、、 まず、前席で寝る場合・・・ 背もたれを倒すのに一苦労する。 御存じ、背もたれの調整はクリック付レバー ではなく、大きなツマミを回して行う方法である。 このツマミ式は、Ritmoでも 同様であったが、長所は微調整ができる事である。つまり、細かくベストの角度を 得ることができる。 しかし、このツマミの操作性は考慮不足だらけである。 まず、ツマミが大きい。 回すのに、しっかり握らなければ掴みきれない。 そして重い。 子供、女性では、重労働になる。 そして、手が入りにくい。 ツマミのある位置の間際まで、ドアの内装がせまってきてるので、手を入れて ツマミをギュッと握ると、手の甲がドアにあたる。 だから、面倒な時は ドアを開けてツマミを回した方が、力が入る。 しかし、これでは 高速道のパーキングで気軽にシートを倒して休憩、って気にならない。 もしも、 湾岸台場付近で、いきなりシートを倒して、彼女と積層構造になるのも困難で、 その前に重いツマミを回す肉体労働で必須で、それで”その気”が なえてしまうだろう。 シートの地は、Alcantaraなので生地自体が厚手で、しっかりした感触になり、 高級なソファーの心地が味わえる。 リア・シートで寝る場合・・・ リア・シートに横に寝てみる。 これは、なかなかよろしい。 まず、座面がフラットである。 2人、もしくは3人が座る為のヒップの 窪み(凹)がない。 だから寝ると、フラットベッドになる。 そして、座面の前後長があるので寝易い。 そこで寝返りをうっても充分である。 しかも、座面シートは横幅もある。 これは何度も言う、このYの特徴である ワイドトレッドの効果で、リア・シートの横サイズは結構ある。 シート座面の 左右端の長さを測定して見ると132cmあった。 もし、Yのリア・スピーカBoxが ないならば、これは3000ccクラス・セダンにリアシート幅に匹敵するワイドである。 と、言っても、寝るには身長170cm以下でないと苦しいでしょう。 今後の宿題・・・ リアシートの座面を上げて、背凭れを伏せて、トランクをフラットにして寝る 方法をテストしてみしょう。 しかし、1Box車や、RV車の中で寝るのはいいが、Yの中で寝るのもなんだろう という疑問と恥ずかしさを感じる。 でも、エレガントなLanciaでオートキャンプ場 におしかけて、この奇抜なデザインを周囲のキャンパーに見せつけるのも、 おもしろそうである、と思う。 結論として・・・ フロント・シートは寝るにおっくう。 リア・シートは、安眠ベッドである。 このベッドは、”小さな高級車”ではなく そこそこの高級車のリアシート並みである。 キャッチコピーは、 ランチャブルー・トレイン。



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