【  Y 日記 】

1999-07-11 静粛性

    静粛性はまあまあである。 車内の人間の耳に届く音の経路はいろいろあるので、それぞれでは、、、 車外からの音・・・ これはかなり遮断してる。 小型車ではあまり期待出来ない部分であるが 窓を閉めた時と開けてる時では外部から入る音量はかなり違う。 ドアの剛性がある事がかなり寄与してるだろう。 エンジン音で外部経路・・・ これは、マフラー音やエンジン自体が外部へ発散する音が音源であるが、 これも上記同様に結構に遮断されている。 エンジン音で内部経路・・・ マウントが悪いせいか、ボディー経由の音は割と進入して来る。 そもそもエンジン自体がガサガサした音で、振動も多い方なので遠慮なく 入り込んで来る。 やっぱ、Super-FIREが欲しいイな。 CVTの音・・・ CVTは独自の騒音が発生し、CVTの発展史はこの騒音の封じ込みが 大きな課題であった。 原因は、CVTベルトを形成するコマが プーリーに当たる時の衝突音であり、その構造上避けられないものである。 そしてコマは厚さ一定(2mm厚)で並んでいるので、連続音になりビーーー と鳴るところが、周波数が高くなり、ヒューーーーという音色になる。 対策としては、コマの厚さの違うものを数種類用意して、それをランダムに並べて コマを不等間隔にする。 こうすると、騒音が軽減される。 日産が 多用してる。 Yは、これを対策を実施してるのか解らないが、 Uno等よりは軽減されている。 ガタピシ音・・・ ほとんど無い。 剛性、プラスチック類の素材、取付け法が向上して、 内装のガタツキで発する音はほとんどない。 まずプラスチックであるが、 以前では軽量化のためなのか、いかにもプスチッキーな材質であったが、 かなりしっかりして質感もよいもになってきた。 取付けもよくなり、 どこの部分をおしても凹こんだり、きしんだりしない。 厚さもあるのだろう。 足周りの音・・・ 割とする。 これは、剛性アップの副作用でしょう。 ボディー剛性があり、 足も少々硬いとなると、サス周りのゴツゴツを感じる。 ブッシュも硬いと 走行中のボディー変形の伝搬を吸収するところがないからである。 おまけなのか、 車を止めて降りる時にバネが延びて、「コキンー」という音を奏でてくれる。 その他の音・・・ あいかわらず原因、場所、意味不明の音が下から聞こえて来る。 窓をしめると 聞こえないので明らかに、下の外部で発生してるのだろう。 これが、この固体の 問題なのかも解らない。 以前にも話したがDEDRAでも同様のカタカタ音があったが、 それは、リア・ブレーキパッドのガタツキが原因だった。 Yにはリアに ディスク・ブレーキはないし、ブレーキを踏んでパッドをローターに押しつけても 音はおさまらない。 何だろう? サイド・ブレーキ関係の緩みか? キャタライザー関係の緩みか? これは、イタ車に多いから、、、 ポケットの小物の音・・・ 考えられていて良いのは、従来のイタ車よりポケット(小物入れ)が増えた事。 でも、それを形造るプラスチックが硬めで、ポケット内張りがないので振動を 吸収出来ない為、結果ポケットの中で、小物がガタガタ言う。 まア、小者がガタガタ言うのはいつもの事であるがア。 しかたないので、適当に布を底に敷いている。 PS: 小物入れで付け加えて言っておくと。 Yの特徴である、ダッシュボード     にあるドデカイポケットですけど、ここにものを置けるのは便利であるが、     まず、真ん中には置けない。 センター・メーターがそこにあるから。     そして、それを避けて小物を置いても、走行中にコーナーで小物が遠心力で     左右にダダーっと、桶の中の石鹸のようにスケートしてる。     しまいには、メーターパネルに当たって傷つけやしないか気を使ってしまう。     ここに、テニス・ボールを置いておくと面白いことになる。 Yの特徴と申し上げたが、、、 このドデカイポケットは、UnoにもPANDAにも、PUNTOにもついていた。 違うのはメーターの演出だけ。



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