過日の日記(1999-03-31)にて、 |CVTのCは、Continuouslyの事で、連続を意味してる。 何が連続かと言えば、 |ギヤ比のことであり、通常の遊星ギャのオートマとちがって変速ショックがなく、 |CVTではオートマ自体がギャ比が連続可変するので、それ自体で加減速が可能である。 | と、説明したが連続といいながら、実はギャ・チェンジも出来るのである。 ギャと言っても、2段(Drive、Lowの二つ)しかないが、手で切換えできる。 Unoは実際にCVTギャボックス内に2つギャがあるらしい。 一方、Yはプログラムで、2段あるようにシュミレートしてる方法の様である。 二つしかないが、このLは優れものであり、一つのギャにて最高90Km/Hまで ひっぱることができる。 停止状態から90まで、連続で加速できる。 まるで、 "押しがけ不要"のKartである。 どこの回転域でも一定の加速を得られる。 ちょっと、MT車やCVT以外のオートマ車では体験出来ない変なフィールである。 これこそ、いかなる速度でも回転数一定のDポジションでは味わえない、 リニアな動作である。 速度と回転がほぼ比例して同時に盛り上がるリニアな モードである。 そして、Lと言うぐらいであるから、ギャ比は低くて加速は強い。 エンジン・ブレーキのLならば、明確に制動が解る。 下山時、長い下り坂には 必須である。 そもそも、高速道路でカーチェイスでもしない限り、通常は90Km/H以下で クルマを使っている。 市街地、国道、そして峠にしても、90はめったに 越えない。 とにかく、燃費を無視してもいいから、活発な加速と減速 (エンジンブレーキ)で走りたいならばLに入れればよい。 Kartのような走りが貴殿のものになる。 Kartといえば、昔有名なサーキットがある。 成田モータ・ランドと言う。 サーキット・オーナの都合で今はここは、Kartは走れず4輪乗用車のみである。 しかし、元来Kart用なので100Km/H以上は出せないコースになってる。 しかも、コーナのRも小さい。 実際に、スカイラインGT-Rより、シビックRが 速いサーキットである。 この様なサーキットでは、CVTのLが適している。 以前のUnoで、走行会に4〜5回参加したが、かならずLで走った。 (ちなみに、DEDRAでは2-ndギャ固定にした) 機会があれば、Yもデビューさせたい。 その時は、やはりLで走る。 このYのCVTは、Dは無味無臭無表情無害で面白くないモードであるが、 それに反して、Lではクルマはエンジンで走ってるのが実感できるモードに豹変する。 "あぶない走り" をしたい時は、どうぞ Lにして下さい。