【  Y 日記 】

1999-06-05 ブレーキ・パッド点検

    納車の日から気になっていた症状がある。 それは、足周りからのガタッという音である。 現象 …… バックしている時にブレーキを踏むと最初だけガタッと音がする。      で、前進した時も一回目のブレーキだけガタッと音がである。 考察 …… 進行方向が変わった時の一回目だけなので、ブレーキパッドのがたつき      と推測した。 で、タイヤをはずして点検することにした。 19mmレンチで、1/2回転ほどホイールのボルトを緩ませておき、 装備されているジャッキをトランクから出して、前輪左にかませる。 タイヤが地面から離陸したところで、レンチで緩めた後、専用ツールでボルトを 回して外す。 専用ツールは装備工具一式の中にあって、黒いプラスチック製のもの。 これは何故あるか。 欧米車の常で、ホイールのボルトは♂である。 国産車の 様に♀(ナット)ではない。 そしてこのボルトはホイールキャップのくぼみに 沈み込んでいて、指が入らない。 ので、専用工具が登場になる。 この工具の目的が知られてなく、アレーゼの整備主任でも未知であった。 (alfa-156にも装備されていた)これを知らないと、重く長いレンチを駆使して 重労働を強いられる。 こうしてタイヤをはずして、制動系のパッド、ローターを診れるようになった。 診たかんじでは、消耗も少なくガタつきもなさそうである。 パッドはまだ 充分に厚さが残っているしい、ローターはまだ段がついてない。 まもなく10000Kmに達するというのに減りがすくないと思う。 ガタつきの疑いがあるパッドをつっついたが、ゆるみはなさそうである。 キャリパーの中できっちり停まっていた。 もっとも、手で触ってガタつく程まで緩んでいるとは思えないが。 右側も上げて点検したいが、今日は初夏の猛暑できついのでやめた。 しかし、それにしてもYのブレーキ系(フロント)は大きめで容量が有りそうである。 と感じた。 これは、ベンチレーテッドでこそないが大きさはDEDRAより大きいかも しれない。 確かに、DEDRAはFIAT車よりは効くブレーキではあるが、やはり 一生懸命頑張って停止していた。 Yはたやすく停止してる。 Y10の時も、 きっちり止まる事が出来た。 制動能力を優先するので、もし大馬力を与えるならばまず制動能力をけして負けない ようにしてから跳ばすクルマに仕上げるLanciaの指向なのか ?



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