【  Y 日記 】

1999-05-01 チルト・ハンドル、シート座面、ステアリング角度

    Yには、チルトハンドルが装着されているが、その調整範囲は小さい。 ステアリングコラムの地点で、上下数cmしか上下しない。 しかも、最も上にすると、ダッシュボードのAlcantaraにコラムがあたってしまう。 ので、一番上付近は好ましくない。 逆に、最低にするとステアリング下端が、 ショートストロークで定評の私の短足でも触れてしまう。 だから、その物理的範囲より更に、実質的調整範囲は狭い。 で、一方シートの座面に調整機構が装着されているが、 この調整範囲(ハイト・アジャスター)はやたら広く、10cmは上下する気がする。 しかし、これも上の方にすると、私の足が短いのにステアリング下端に触れる。 で、装着されていても役立たずのムヨーの長物状態である。 でも、182cmの息子に座らせて、座を下げ、シートを後ろに後退させたら、 ベスト・ポジションで、足もペダルに届く。 このクルマ、、、 短足オヤジには合わないのか ! (嘆) ステアリングは、その上端が遠くなるイタリア式ではなく、 垂直に近い角度のドイツ式(ニホン式)の取付けである。 足同様に手も短い僕であるが、どちらかというとイタリア式の方が好みである。 トラックの様に寝たステアリングを、ほぼ垂直に立てた背もたれを背中に充てて、 ペダルを上から踏むように、運転するのが私のスタイル。 DEDRAが懐かしい。 ところで、ニホンジンでよく見るスタイルは、シートを目いっぱい後退させて、 背もたれは寝かせて、体を沈めて、腕を延ばしているのを見かけるが、 当人はレーサー気取りであろうが、危ないから止めて欲しい。 ちょいと運転に慣れた小生意気なネーチャン・ドライバーに多い。 私も免許とりたての時代はこうであったが、運転経験が増え、 サーキットも走るに従いだんだんと背もたれの角度が立ってきてる。 近所のDELTAオーナー(ドクター)に、DEDRAを試乗してもらった時、 ドクターは、「この角度が私にも良い」と言った。 やっぱり、Lancia使いは 適正なポジションを知ってる ! しかし、垂直なステアリングは生意気ネーチャン・スタイルに陥りやすい。 アウトバーンを200Km/Hで巡航するわけでもないし。 Y等、最近のこの時代はドライビング・ポジションも他国に合せてつつあるようだ。 これもしょうがないな、伊国車のグローバリゼーション化の影響か。



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