【  Y 日記 】

1999-04-04  筑 波 ドライブ



    さてじっくり走り込みたいので、足を延ばすか。 ということで、路に明るい筑波に行くことにした。 それに、高速道も走って高速性もどんなものかみたいので。 柏インターから、常磐道にはいる。 この柏インターの進入路は270度のループ・コーナーでしかも下りである。 ここで、徐々に加速すると、徐々に横Gがかかり徐々にリアが流れ始める そんなコーナーであるので、テストに適したコーナである。 タイヤが鳴くころあいに注意しながら加速すると、ローリングがほとんどなく ふんばっていた。 コーナ入口まで馬力にものをいわせてピッタリついていた後車が急に離れて行く。 高速に進入し、加速を始める。 のどかであった常磐道も最近は自動取締装置が 増えて、xxxKm/Hだすエリアが少ない。 それに気を付けながら、 谷田部あたりから踏み込み始める。 国産車にある、10の二乗km/hの壁も 越えて、うーーーむ、60psながらもじわじわであるが結構加速してる。 やがて、Spec.上の最高速xxxに簡単に達する。 特に、エンジンが苦しがるとか、ガナルとかはない。 欧州車の常で、空力デザインの優で高速走行が安定し、風切り音も皆無。 さすがのデザインなので、ボディーはスピードが増すほど沈み込む様に 安定してくる。 エンジンはあいかわらず、ドコドコと4000rpmの最高速にしては低回転で トラックの様な音を発している。 Unoの様なShort-Strokeでないので、 Yのエンジン音はタイヤ・ノイズをうわまわりキャビンに入って来る。 最高速なのに、回転が低いのはCVTのせいであり、Unoより更に低いであろう。 なんせ、CVTの最終減速比は、0.5 を割る値である。 このまま踏めば、もっと出そうであるが、次回の楽しみ。 高速を降り、学園都市は混むので避けて、表筑波を登りはじめる。 しかし、最近は暴走族(峠族)排除の為に、道路に 意図的凸が付けてあって、スピードを出せない。 途中のパーキングによると、例によって輸入車のどこかのグループが来てて、 珍しいところでは、ロータス・エリーゼ等があった。 で、予想外の凸攻撃で、コーナを攻められないので裏筑波に行く事にした。 ここでは、ギャーを”L”に固定し、登った。 Lといっても、CVTなので、 最高90Km/Hまでひっぱれる。 とろいエンジンといっても、Lホールドで アクセル踏み込めば、kartの様にノー・チェンジで峠を元気良く登った。 これは、合格点を与えよう。 でも、Lで踏み込んでも回転は、5000rpm程度までしかいかない。 このクルマって、レッド・ゾーンまで回す事ってありえないのではないか ? 下りでは、前方にalfa-145が走っていて、そのアップしたヒップを なでるようにピッタリついて追いかけた。 筑波の裏から笠間まで回って、再び表に回るため峠を越えた。 帰りは、高速道の渋滞を避けて、龍ヶ崎経由の県道で帰った。 途中、アスファルトの荒れた区間が度々あった。 この不整路で、Yはゴツゴツと突き上げを食らう。 ショックがまだシャキっとしてるせいなのか、 もともと硬めに設定したクルマなのか、 単に車重が軽いせいなのか、 ? FIAT系イタ車としては、めずらしく突き上げがある足であった。 この日は、こうして300kmぐらい走った。 そろそろ、エンジンが馴染んできた感じがする。 この車、以前(前オーナー)が主婦で5000Km転がしていたので、 慣らし運転が終わったばかりで、”仕込み”の走り込みが まだ出来てないと私は分析している。 面倒な”ナラシ”が済み、グッド・タイミングで以って、 そろそろの頃合いで、私のアクセル・ワークの支配下に入った。 まだまだあせらず、じっくり10000Kmになるまで、”調教”する 所存である。



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