【  Y 日記 】

1999-03-30 第四日目 ”フューエル・キャップ”



    絶対注意事項 ,,,, 給油キャップは他人にやらせるな。 Gasスタンドのスタッフ であっても任せるな。 その構造は  ,,,, フューエル・キャップは、例によって2重構造のもの。 スクリュー部分と ツマミ部分の2つからなる。 キーで解除すると(つまり給油時)、両者が ロックして、ツマミを手で回すとスクリューも同時に回転し、給油口から はずれる。 給油終了してスクリューを給油口に沈めて口をふさいで、 それで、キーをかけると両者の冠合がはずれて、ツマミ部分が空回りする。 こうなると、ツマミをいくら回そうとスクリュー部分は微動せず"フタ"になった ままの状態である。 このロジツク、ニホンジン わかんないあるよ。 だから注意  ,,,, 必ず開け閉めは自分で施行すべし。 他人にはやらせるぬ、触らせぬ事。 以上、強く申し付け候。 実例として  ,,,, ひょっとして、わかってる店員ではないかとの期待で、キーを渡しながら、 「御願いします。 もし、やり方が解らない時は聞いてくれ」と、 ということをしても、危険である。 というのも、Unoにのってた時代の 7年もの間で開け方解らないので正直に聞いて来た人間はわずか2回だけである。 7年間で !!!  概算で、毎週給油するとして、年で給油回数は約50回。 で、7年間で350回となる。 その内、正直者は2名だけだったので、 350人中の3百4十8人は嘘つきであった。 正直に、「わかりません」と言えないのが人間の習性である。 知らないならそれはそれでいいのだが、大抵は未知のキャップに無謀なチャレンジ を挑み始めるのである。 ひどくなると、指示したキーを使わず、 渡したキーホルダーについている他の鍵の、家の玄関の鍵や物置の鍵などで、 痛がる僕の彼女に無理矢理に差し込んで力任せにゴリゴリとやり始めてしまう。 僕の彼女の大事なところを壊すつもりかコノー。 (注釈: 伊語文法では自動車は女性名詞である) 最後にもう一度 ,,,, だから、ひつこくなるが繰り返す。 自ら行うこと。 之、強く申し付け候。





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